第35回が初参加ではありますが、今回の経験で今後の大会参加に参考になりそうな情報をまとめておこうと思います。（※後日に追記した場合、ここに加筆修正の履歴を記載します）

外秩父七峰縦走コース

コース（大会Aルートの場合）

小川町役場を出発し、７つのチェックポイント（CP）を経由して寄居町にあるベルク寄居店駐車場まで公称約42kmのコースです。小川町役場から官ノ倉山登山口、官ノ倉山CPの先（登山口）から和紙の里を経由して笠山の登山口まで、粥新田峠から二本木峠、登谷山CPからベルク寄居店までの区間が舗装路です。全体の半分強だったかと思います

スタート・小川町役場→（北向不動、石尊山）→官ノ倉山CP→道の駅和紙の里→萩平丁字路→笠山CP→笠山峠→堂平山CP→剣ヶ峰CP→白石峠→定峰峠→旧定峰峠→大霧山CP→粥新田峠→（秩父高原牧場ミルクハウス）→二本木峠→皇鈴山CP→登谷山CP→（釜伏峠）→ゴール・ベルク寄居店

コースマップ

以前は東武東上線の駅に配布されているものがあったとも聞きますが、第35回大会では大会参加者に当日受付時に配られただけでした。それもイラストイメージ的なものだけなので、参考になる情報は多くはないです。

参加者のGPS記録をダウンロードするのが最も参考になるかもしれません。GPS記録（gpxファイル）は、以下のヤマレコのページで私の記録を公開していますのでご参考まで。GPSが道に沿ってきれいに取れていない関係もあり、公称42kmのコースが40.6kmで記録されています。

リハーサルをやる場合、大会実行委員会が修正する前だとコース案内の道標がズレた場所に設置されていることがありますのでご注意を。

チェックポイント（CP）

大会事務局から事前に送付される記録カードに案内があります。これは回によって時刻も異なるようなので、あくまで第35回大会の事例ということでご参考まで。今回はゴール受付時刻が18:30まで繰り下がったのが大助かりでした。

コースタイム（Aルート）

スタッフによる標準歩行時間も別の案内に記載されています。（Ａルートのみ）平均的なものと書いてますけど、山と高原地図やヤマレコよりはるかに速い記録でスタッフほんと健脚ですよね(;´’-‘`)

大会公式コースタイム

	地点／距離	受付時間・開設時間／下山指定時限／所要時間
スタート	小川町役場	受付6:30〜9:20
↓	5.1km	80分
①	官ノ倉山CP	開設6:45〜11:30
↓	3.7km	45分
	和紙の里	下山指定13:30
↓	5.9km	85分
	萩平丁字路	下山指定13:45
↓	2.0km	55分
②	笠山CP	開設8:00〜14:00
↓	0.7km	17分
	笠山峠	下山指定14:00
↓	1.0km	20分
③	堂平山CP	開設8:00〜14:45
↓	0.9km	15分
④	剣ヶ峰CP	開設9:00〜15:00
↓	0.6km	10分
	白石峠	下山指定13:50
↓	2.5km	55分
	定峰峠	下山指定14:15
↓	1.5km	30分
	旧定峰峠	下山指定15:00
↓	1.5km	25分
⑤	大霧山CP	開設10:00〜15:00
↓	1.3km	20分
	粥新田峠	下山指定15:20
↓	3.3km	50分
	二本木峠	下山指定16:00
↓	1.1km	15分
⑥	皇鈴山CP	開設10:00〜16:30
↓	1.2km	15分
⑦	登谷山CP	開設10:00〜16:45
↓	9.9km	120分
ゴール	ベルク寄居店	受付12:00〜18:30

ヤマレココースタイム

19:03

山と高原地図コースタイム

15:55

補給ポイント

特に第35回大会では、「コロナ禍での開催になりますので本年度はコース途中やゴール付近での出店での物販の販売の予定はございません」と事前にメールで案内がありました。
過去の参加記録を見ると、途中の補給ポイントが充実しており水や食料の携行が最小限でよかったようですが、今回はそうはいきません。それはリハーサルや独自にコース歩きするときも同じです。
ただ実際は本部と関係なく地元が出店しているケースもありました。
そこで参考までにリハーサルなどで確かめた補給ポイントをご紹介します。

①道の駅和紙の里ひがしちちぶ

大会当日にはさらに店頭販売が増えておりました。

②堂平山

こちらは実地を確認していませんが、ルート外にキャンプ場があり、また自販機もあるそうです。本番ではCPの奥のスペースに色々売っており、なにかと便利でした（値段も高くない）

③白石峠

例年GWから10月上旬の土日祝0900時〜1330時頃まで営業しているというやっちん茶屋。大会当日も営業していませんでした。他の記録を見ると、移動販売の茶屋のようです。

④定峰峠

ツーリングやサイクリングの方でも賑わいを見せる峠。峠の茶屋が営業しています。

⑤秩父高原牧場ミルクハウス

外秩父七峰と言えば、ここ秩父高原牧場ミルクハウス名物のソフトクリーム¥350-は外せません。他に瓶入りの牛乳やコーヒー牛乳も。隣の田中屋は営業を確認できませんでした。

⑥コンビニエンスストアせいこうえん

ほとんどゴールが近づいてきたところで登場するお店。日曜日はお休みのようですが、店の前に自販機があります。ミルクハウスでの補給を逃すと、ここまで飲み物が買える場所がありません。

なお、鉢形城跡を越えるとコンビニや自販機が登場し、すぐゴールのベルク寄居店に到着します。

大会へのアクセス

往路

池袋方面からの場合

小川町駅への最速のアクセスは志木4:53発の小川町駅行き各駅停車です。その次が池袋5:03発の小川町駅行き各駅停車になるので、スタートを少しでも早くしたい方は志木駅より小川町駅寄りで前泊していることが多いようです。私も東松山駅前のビジネスホテルに前泊して始発電車に乗り込みました。

寄居方面からの場合

最速は寄居5:18発の小川町駅行き各駅停車で、池袋方面からよりも15分近く先着します。寄居周辺の駐車場に車を停め、小川町駅へアクセスする方もいらっしゃるようです。帰りを考えるとたしかに楽ですね

復路

ベルク寄居店から寄居駅へは徒歩で10〜15分程度。ただし、寄居駅周辺には日帰り入浴施設がありません。東武東上線で小川町駅まで戻り「おがわ温泉　花和楽の湯」か、秩父鉄道で秩父方面にひと駅先の波久礼駅近くの「亀の井ホテル　長瀞寄居」を利用するのが近いところです。本番では混雑するのが予想できたため、私は川越市駅まで戻り、「ホテル三光　川越湯遊ランド」を利用しました。

案内に記載の主なルール

雨天決行（ただし、台風やこれに類する気象状況で、コースに大きな被害が出たり、大会運営が危険と思われる場合は中止いたします。）

コースの項目にも記載しましたが、全体の半分強が舗装路です。車も通る広い道や歩車分離の歩道もあるので、傘をさすのも余裕があります。基本的な雨天ハイクの装備や技術があれば、そんなに問題なく歩けるのではないでしょうか。

大会会場に駐車場はありません。自動車でご来場の方は参加をお断りします。

大会受付のある小川町役場の広い駐車場自体が、参加者の待機スペースになっていますので仕方ないですね。

受付場所は小川町役場前大会会場。東武竹沢駅から歩かれる方も必ず小川町役場前大会会場での受付が必要

Bコース（東武竹沢駅発）の方が距離が短いのですが、受付→東武東上線で小川町から東武竹沢へ移動→歩き始めという流れを考えると、スタートがどうしても遅くなるため、ゴール受付ギリギリでの完歩を目指す方の場合、Bコースが得策とは言えないかもしれません。

受付時間は6:30〜9:20で、完歩を目指す場合7:30までのスタートをお勧めします。

実際は6:00頃から受付が始まっていました。志木4:53発の東武東上線始発で向かったもののかなり先客がいたので、寄居からのアクセス（池袋方面からよりも始発でのアクセスが早い）や小川町役場近傍に何らかの形で前泊できた人がいたのだと思います。

CPは開設時間が決まっていますので、開設時間より早く到着した方はお待ちいただきます。

Aルートクサリ場付近、ABルートが合流する地点、笠山山頂手前付近の３ヶ所は、時間帯によって渋滞する場合があります。

本大会は参加者が多いために安全の確保、また環境保護のためにも、杖・ストックの使用はご遠慮ください。

絶対に走らないでください。歩く大会です。他の参加者や、他の交通に多くの迷惑をかけています。特に狭い道から広い道への飛び出しや、見通しの悪いカーブの多い道で走るのは大変危険です。過去に多くの方からご指摘を受けています。スタッフが発見した場合はその場から参加をお断りします。他の人のことを考えない、マナーの悪い一部の方の行為が、多くの参加者の楽しい一日を奪ってしまいます。一人ひとりがマナーを守って、明るい大会にしてください。

ゴミは持ち帰りましょう。自然を大切にし、素晴らしい景色とふれあいを感じながら、地元の方に感謝しましょう。ハイキングは旅の原点です。多くの方との「ふれあい」を大切にしながら楽しい思い出をつくり、充実した一日にしましょう。皆様のご協力をお願いいたします。

※赤字は案内書で赤字だった部分をそのまま適用しています。

やはり「雨天決行」「走るのは禁止で、見つかり次第退場」「杖・ストック使用禁止」あたりがポイントでしょうか。禁止事項守ってない人が多過ぎましたけども。